新 寝たり起きたりすわったり

元々は『猪名川タイムズ』サイトに連載してたエッセイを『はてなダイアリー』で継ぎ、『はてなブログ』に移行させた間賀凜のエッセイ。タイトルはサトウハチロー先生のエッセイ『見たり聞いたり試したり』のパロディ。

第九回『ほんとのであい、いかされるわたし』(20171208 金曜日)

今回は少し、毛色の変わった話をしたい。

と言っても、この日記の本体の『猪名川タイムズ 門真本社』の『間賀凜のばっきゅ〜んシアター』に関連する話題。

今年も例によって、11年前に手放した劇画と漫画の本を『複数の電子書籍』で買い直したり、何故か九月に父で弊社の楠元政宗会長がレコードプレイヤーを買ってくれ、子供の頃に父と聴いた『麻里圭子とコンアルマ』『小川知子』『初代真山一郎』を聴く日々。

その一方で最新演歌チャートと若手芸人(演歌歌手と演芸と俳優中心)に詳しく、心の中で

「全力マイペースやな!」

と想った。

さて、今年、根を詰めて観たアニメは二本。『南鎌倉高校女子自転車部』(松本規之 作)と『アリスと蔵六』(今井哲也 作)。

二作とも原作も買って読んでいる漫画だが、入口は『南鎌倉〜』は何の気なしに見ていた深夜アニメで、高校中退の自分は、主人公の男女の違いはあるながらも、五人の主人公たちに『カンカンに成って取り組んでいたことに対する想い』があり、ま、それをコロコロと変化させながら生きている。

驚いたのは、好きだった脇役俳優の故広瀬昌助さんと女優の志水季里子さん夫妻の娘(ひとりっこ?)である広瀬ゆうきちゃんが声優として出演していたことが、この漫画に凝り出したキッカケである。

余談だが、御両親の出会った映画を自分は映画ファンだったのでたまたま小遣いを崩して、背伸びしてロードショーで観てるのは単に大阪が舞台だったからであり、二人が結婚し、ドラマや映画で見掛けると嬉しくて小躍りし、子供が出来たと知り嬉しくなったが、昌助さんが亡くなられた時は

「まだ…こども小さいやん…」

と想ったのは、自分も中3で、母を次の舞台に見送り、辛くて泣いた。が彼女が成長し、A応Pというアイドルグループの一員としても活躍するゆうきちゃんであるが、私はA応Pには興味がない。

で、『アリスと蔵六』は、とあるマニアック趣味の友人が、自己のサイトに感想文を書いてたのを読み進みすかさず購入した。

アリスと蔵六』の詳細は、現在また取り上げる予定なんでここには書かない。

で、最近、勤めだしたバイト先で『夜回り先生』というノンフィクションであり、フィクションの本を全巻貰って読んでいる。

原作はタイトル通り、時折テレビラジオに取り上げられる教育界の三大論客のひとり水谷修先生。

他のふたりはオギママこと尾木直樹先生と元文部官僚であり、映画評論家としての方が私的には高名な寺脇研氏。

絵の土田世紀は自分と同世代で最初に死んだ劇画作家…。

夜を舞台にしているせいか、なんだか『深夜食堂』(安部夜郎 作)
みたいなムードが漂う。

そう言えば、バイト先でのこの仕事は初めてではない。猪名川タイムズ副社長の新田(deluxe)宗男の誘いでしばらくやってた仕事だ。

オギママがモデルらしい金八先生

「ひととひとは支え合うのです」

とドラマの中で言ってた。

九年前ふとしたことで知り合った新田の後押しがあり、しばらく止めてたライブで歌い出したし、文章も書くようになった。

高倉健も同じ様な意味の言葉をのこしている。

もちろん夜回り先生も同じ様な発言をしている。

ま、人間はとにかく誰かと支え合うもんなんだろうな…。

※BGM『いいんだぜ』(中島らも)


(了)